私たち青年部は、活動を発展させていくために、各自自身が考え、学んでいくことが大切です。
まず、青年部の歴史を通して、皆さんと一緒に「青年部」というものを一緒に考えていきましょう。
昭和40年頃、ろうあ運動において、お願い運動から「生活と権利を守る」運動へと転換させたのはろう青年が中心でした。
運転免許獲得、手話通訳制度、民法11条改正などの運動をきっかけとして青年部活動が盛り上がり、昭和44年、全日本ろうあ連盟青年部を正式に設立しました。
【写真:埼玉県青年のつどい(1989年)の様子】
今、私たちに必要なことは、先輩たちの意思を引き継いで私たちろう青年が、さらにろうあ運動を実現するように努力をすることです。
たとえば、差別的な法律、またろう教育や職場開拓、そして、社会的な生活環境など、改善していく必要があるものはたくさんあります。
「青春をどう生きるか?」
二度と訪れることのない青春をどう生きるかによって、私たちの未来に光をもたらしたり、暗く閉ざされたりすることを分かって欲しいと、心から願っています。
これからも、ろう青年の「仲間づくり」「学習づくり」「要求づくり」の三つをモットーにして、青年部の灯が消えぬよう、また将来にわたって、差別のない社会づくりを目指すために、みんなの力を発揮して頑張っていきましょう。